2022/08/23 14:43

コロナ渦のストレスと音楽療法

ミュージックルームグレイスには、ありがたいことに音楽療法をお考えの保護者様からのお問い合わせが増えています。

皆さんお悩みはそれぞれですが、特に目立っているのは、「なんだかわからないけど、ストレスが溜まっているよう」だということ。

 

コロナ渦で、人と会う機会が減ったり今までとは違った生活環境の中で我慢を強いられたりすり子供達の見えないストレスを考えると、心が痛みます。

大人の私たちでさえも、気づかないところでストレスがたまっているのですから、子供達はなおさら。

ニュースを見ると、これまでになかったような凶悪な事件が後をたちません。

 

音楽は、コロナ渦の不要不急を考えた時に、不要な部分に分類されてしまいました。

一時期、音楽を含めた文化活動は社会から不要だとされてしまい、演奏会などは開催されなくなりました。

 

しかし実際にはどうでしょうか。

私自身のことを考えてみると、家にいて音楽を聴いたり演奏することは、緊急事態宣言中に外出できない時期のストレスを発散するためには必要なことでした。

このような状況になり、改めて音楽の良さを実感したと同時に、音楽が不要とされてしまうことがとても悲しく感じました。

 

実際に新規でお通いいただく生徒様の親御さんの声を聞いていると、コロナの影響で普段よりもストレスがあるような言動が目立ってきたので、音楽で発散できたり癒すことができたら嬉しいという方がたくさんいらっしゃいます。

ミュージックルームグレイスでは、音楽的な技術レッスンだけではなく、音楽療法(音楽を通して生活維持や向上を目指す活動)のためにお通いいただいている生徒様が全体の過半数です。

その対象は、障がい児や不登校など、心身に何らかの不調を抱えている方だけではなく、コロナでストレスが溜まっている様子だという方も多数いらっしゃいます。

音楽療法をする中で、自然にピアノや歌に興味を持った子に対しては技術レッスンも取り入れていっています。

私が一番大切にしていることは、生徒さんが無理をしないで音楽を楽しんでくれること。

音楽が普段口にすることができない気持ちを表現する媒体となってくれるので、言葉がうまく表現できないお子さんや、対人関係にストレスがあるお子さんでも、ノンバーバルコミュニケーションができるのです。

 

お子さんに関すること、一人で悩んでいませんか?

ぜひご相談ください。